![[4]エネルギー政策のこれから](image/title_b004.jpg)
以上のように、それぞれのエネルギーは一長一短、光と影の部分があり、特定のエネルギーを短期間に一挙に増やすことはできません。
将来ともエネルギーを確保していくための新しいエネルギー政策を打ち出す には、エネルギーの多様化、ベストミックスを目指して、再生可能エネルギーの分野、そして期待される様々な新エネルギーの分野に予算をしっかりと配分し、様々な政策手段を駆使して、官民あげて全力を尽くさねばなりません。
そして、時間軸をはっきりさせたエネルギー行程表とも言うべきものを作り、さらにそれをもとに国民的議論を深めていくという手順が必要だと考えます。
私は日本経済再生の鍵は、エネルギーにも関連する環境技術の促進だと考えています。環境やエネルギーは最早、節約だけでは守れません。圧倒的な科学技術のパワーが必要です。
まずは大震災を契機として、今後日本はどのようにエネルギーに対応すべきなのか、国策としてのしっかりとした新しいエネルギー計画を英知を集めて立てるべきです。
「脱原発です、CO2は25%減にします、太陽光パネルを1000万戸に取り付けます」などと何の脈絡もなくフィーリングで言い放しにするのではなく、計画策定をきちんと行うことが重要だと考えます。
その中で原発はどのように位置付けるのか、どのように減少させ、残す原発のさらなる安全対策をどうするか、代替エネルギーをどのように考えていくのか、スケジュールと共に、裏付けを持たせたエネルギーの目標と計画を設計する必要があります。
夢のエネルギー核融合の実現やもの すごく効率のいい太陽光パネルなどができるまで、様々な再生可能エネルギーや新エネルギーについて、有望なものを一つ一つ洗い出して、実用化そして普及までの年数とコストなどを見極め、開発促進のための助成や担当部署の新設、より有効で安価な原料調達のための外交努力等、様々な支援の推進を視野に入れることが必要でしょう。
日本人はその歴史の中で、困難な局面に遭遇しても常に“知恵と勤勉”で切り抜けてきたと私は思います。先人がやってきたことは、今の私たちにできないわけがありません。ピンチはチャンスなり、です。
自分たちで使用するエネルギーを、自分たちの努力で生み出していく気概で進んでいけば、日本の経済、そして環境は明るいと私は固く信じています。
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