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小泉純一郎元総理と宮古島バイオエタノール実証事業を視察


2月14日、小泉純一郎元内閣総理大臣を団長とする「宮古島エコアイランド自民党視察団」が沖縄県の宮古島で行われているバイオエタノール事業を視察しました。私は自民党環境部会長を務めており、同視察団の幹事役を引き受けました。その他の参加者は、川口順子自民党環境調査会長、山本公一再生可能エネルギー委員長、沖縄県選出の島尻安伊子参議院議員、西銘恒三郎衆議院議員です。環境省、経済産業省、農林水産省の担当幹部も同行しました。
当日は、朝6時50分羽田発の飛行機に乗り、午前10時10分宮古島空港に着きました。小泉元首相を一目見ようと大勢の市民が空港に集まり、小泉元首相は相変わらずすごい人気でした。小泉元首相も笑顔で手を振ったり、向けられたカメラに応じたり、握手をしたりと歓迎の市民の気持ちに応えていました。
一行は、宮古島市役所で伊志嶺市長と面談後、沖縄製糖(株)宮古工場へ行き、バイオエタノール製造についての詳しい説明を受けた後、バイオエタノール製造施設を視察しました。宮古島でのバイオエタノールはサトウキビを糖化し、アルコール発酵、蒸留して製造されるものでガソリンに3%混合して輸送用燃料として利用されるエコ燃料です。

伊志嶺宮古島市長と面談
伊志嶺宮古島市長との面談の様子
沖縄精糖(株)宮古工場で意見交換
沖縄精糖(株)宮古工場でバイオエタノール製造について意見交換
バイオエタノール製造施設を視察
バイオエタノール製造施設を視察
昼食
昼食に宮古島の名物ソーキそばを食べる

次に訪問したJA上野給油所では、ガソリンに3%のバイオエタノールを混合させたE3を実際に給油する作業を体験しました。
その後、エタノールの原料となるサトウキビの畑を視察しました。宮古島でのサトウキビの生産量は平成元年には50万トンを超えていましたが、生産農家の高齢化、機械化の遅れ、台風や干ばつ等の気象災害等の影響により平成18年度は28万トン余りにまで減少してしまいました。
バイオエタノール事業は宮古島の地域振興策としても期待されています。

JA上野給油所で作業をしている方を激励
JA上野給油所で作業をしている方を激励
給油する小泉元首相
バイオエタノールが3%混合されたE3を実際に給油する小泉元首相
サトウキビの畑を視察
サトウキビの畑を視察

さらに、我々は、宮古島の風力、太陽光発電施設や地下ダム資料館を視察しました。

宮古島の風力、太陽光発電施設
宮古島の風力、太陽光発電施設
風力、太陽光発電施設で説明を受ける
宮古島の風力、太陽光発電施設(同上施設)で説明を受ける
風力、太陽光発電施設で
宮古島の風力、太陽光発電施設(同上施設)で
地下ダム資料館を視察
地下ダム資料館を視察

その後、(株)りゅうせき宮古油槽所を視察し、ガソリンにバイオエタノールを3%混合させる設備を実際に見ながら、E3の製造方法の説明を聞きました。
小泉元首相は、関係者の前で「宮古島のバイオエタノール実証事業は環境と地域振興を両立させる重要な事業であり、石油業界の協力が十分に得られていないが、そういう抵抗にめげず頑張ってほしい。」と語り、関係者を激励していました。
視察を終えた後、宮古島市内のホテルの会議室でバイオエタノール実証事業関係者との懇談会を開催し、約1時間にわたって熱心な意見交換をしました。

(株)りゅうせき宮古油槽所を視察
(株)りゅうせき宮古油槽所を視察
(株)りゅうせき宮古油槽所を視察
(株)りゅうせき宮古油槽所(同上施設)を視察
バイオエタノール実証事業関係者と懇談
宮古島市内のホテルでバイオエタノール実証事業関係者と懇談

ハードスケジュールでの視察を終え、夜7時45分発の飛行機に乗り、夜10時15分羽田空港に到着しました。
2050年に世界のCO2を半減させるという目標を達成するためには、脱石油の技術開発がどうしても必要になります。バイオエタノールは脱石油の重要な技術の一つです。しかしながら、バイオエタノールの普及によって食糧との競合を引き起こしたり、森林破壊が起こるようでは本末転倒です。宮古島でのバイオエタノール事業はこうした問題を引き起こさず、しかも地域振興にも役立つ先駆的な実証事業です。関係者の御努力に敬意を表すと同時に、政府、与党としても積極的に応援してまいりたいと思います。
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